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こんなにある心理に関する講座

ゲシュタルト心理学

ゲシュタルト心理学は、ヴント心理学者を中心とした要素主義・構成主義の心理学に対する反論として、20世紀初頭にドイツにて提起されました。

しかし、精神分析学や行動主義心理学に比べると、元々の心理学に近かったらしいです。

ユダヤ系の学者が多かった事などもあって、ナチスが台頭してきた時代に、同学派の主要な心理学者がアメリカに亡命しました。

その後、同学派の考え方は知覚心理学、社会心理学、認知心理学などに受け継がれます。

その自然科学的・実験主義的アプローチや、全体性の考察に力学の概念を取り入れた事など、現代の心理学に与えた影響は大きくなりました。

ゲシュタルト心理学の最も基本的な考え方は、知覚は単に対象となる物事に由来する個別的な感覚刺激によって形成されるのではなく、それら個別的な刺激には還元出来ない全体的な枠組みによって大きく規定される、というものであります。

ここで、全体的な枠組みにあたるものはゲシュタルト、言い換えれば形態(形に現れた姿)と呼ばれます。

例えば絵を見てそれが線や点の集合ではなく「りんご」であるように見える事や、映画を見て複数のコマが映写されているのではなく動きがあるように見える事が、ゲシュタルトの働きの重要性を考えさせられる例であります。